岡倉天心(覚三)の「茶の本」の「花」のページに人が葬られた亡骸の傍に花の花粉が発見された話が述べられていたと思います。花は、原始から人の暮らしに付き添ってきました。英語で書かれた、日本人の書いた日本文化を紹介した本として有名なものです。彼は次のように言っています。
When we are laid low in the dust it is they who linger in sorrow over our graves.
我々が死んで低く横たわる時、われわれの墓畔を、悲しみながらたもとおるものは花だ。
と言っています。(「茶の本」THE BOOK OF TEA 講談社バイリンガル・ブックス )
花を亡き友のかたわらに飾りましょう。